レーザー脱毛は、ムダ毛が持つ黒い色(メラニン色素)に反応するレーザーの力で毛根にダメージを与え、毛が生えない状態を作る、という脱毛方法です。ムダ毛の色が黒く濃くないと、レーザーによるダメージを十分に与えることはできません。
レーザーが反応するのは毛根だけ

毛には「毛周期」と呼ばれる毛の生え変わりのサイクルがあり、休止期→成長期→退行期の4つの期間を繰り返しています。肌の表面に出ているのは、主に成長期と退行期の毛です。
毛は、成長期 ⇒ 成長後期 ⇒ 退行期 ⇒ 休止期の4段階サイクルを繰り返し生え変わっており、これを毛周期(ヘアサイクル)と呼びます。
ここで気になるのが、【それぞれの時期の脱毛効果】ですよね?
「成長期」「成長後期」の毛は、脱毛に最も適した時期
根が深くメラニン色素が濃くなるため、効果的な脱毛が可能

医療レーザー脱毛のステップ

  • ステップ①
    レーザーを照射すると、メラニンを含んだ毛根に反応
    ステップ②
    その後、放熱によって毛根に熱的損傷(ダメージ)が与えられる
    ステップ③
    数日間で自然に毛が抜け落ちる

毛周期について

成長期の毛根のメラニンにレーザーが反応し、脱毛

休んでいた毛はレーザーが反応しないため、生える

このように照射を繰り返すと毛穴も締まり、お肌もツルツルに!

ただし、レーザーが反応できるのは、全体の15%ほどに過ぎない、色が濃い成長期の毛だけです。一見黒くても、退行期の毛は色素が薄く、十分にレーザーが反応しません。
なお、毛周期には個人差や部位による違いがありますが、生え変わりのペースは約2~3ヶ月です。
よって、脱毛したい部位全体の毛にレーザーを反応させるには、全体の10%~15%ほどの成長期の毛にレーザーを照射することを最低でも5~8回、毛周期に合わせるために約1年かけて繰り返す必要があります。

毛量は徐々に減っていく

1回目のレーザー照射後、ちょうど成長期に入っていた毛が自然に抜けると、毛量が大きく減ったように感じる方が多くいらっしゃいます。しかし、しばらく経つと1回目の照射時は休止期に入っていた毛が成長期に入るので、毛が増えたように見えます。そのタイミングで2回目の照射を行うと、また毛が減っていきます。
これを繰り返すことにより、徐々に毛が減っていくのを感じていただけるでしょう。

光脱毛と医療レーザー脱毛の期間の違い

ここまでお伝えしてきたのは、医療レーザー脱毛の回数・期間の目安です。では、広告などで目に触れる機会が多いエステや光脱毛の場合はどうなるのか、レーザー脱毛と比較した表でご説明いたします。

脱毛方法医療レーザー脱毛光脱毛・フラッシュ脱毛・医療光脱毛
必要な回数目安5~6回10~38回
※何度繰り返しても完了しないケースもある
期間約1年2~5年
※永久脱毛ではないので、時間が経つとまた生えてくる可能性もある
施術間隔の目安1.5~2カ月ごと3~5か月ごと

長く通い続ける必要があるエステや光の脱毛

近年、CMや街頭広告の影響で、「脱毛=光脱毛やエステでやるもの」と考える女性が増えました。
今、このパンフをご覧になっている方の中にも、
「脱毛エステや光脱毛の方が安そうだし、痛くなさそうだしなんとなく良さそう!」
「医療レーザー脱毛は高いし痛そうだから、私には無理」
と思っている方が多いかもしれませんね。
しかし、脱毛は本来、国から認められている正式な「医療行為」です。医療脱毛と光脱毛では、脱毛効果も安全性も大きく異なります。また、いくつかの医療クリニックの光脱毛は、エステの脱毛とほぼ同じ効果しかありません。
主な違いは、以下の3点です。

    • 永久脱毛できるのは医療脱毛だけ。エステ、医療光脱毛には終わりが来ない
    • 医療レーザー脱毛は短期間・少ない回数で脱毛を完了できるから、実はお得
    • 万が一の肌トラブルも、その場で治療できる医療脱毛なら安心